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鈴木組石材部は、神奈川県・東京都・千葉県・静岡県を中心に営業を展開しており、現在は広範囲の営業で実績を重ねています。
50年の永きにわたり各港湾プロジェクトに石材を安定供給しており、真鶴産の石材を中心に、静岡県・三重県・兵庫県・香川県・福岡県・長崎県・福島県・北海道の各石材産地と提携し、様々な大型プロジェクトや官民の工事等、お客様のニーズに応え石材供給を行っております。 その他、準硬岩、ケーソン中詰砂、砕石、中詰砕石、等も扱っておりますので、ご相談ください。
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真鶴の石材業は、平安末期1156年保元の乱の頃、土屋格衛によって採掘が始められました。(真鶴町指定文化財に記されています)
小松石が日本史に登場してきたのは、鎌倉時代のことで、その頃はまだ「伊豆石・相州石」と言われていました。
1192年源頼朝が鎌倉幕府を開き、都市づくりや社寺建造に現在の小松石が用いられました。
その後、関東の支配者・北条氏の小田原城築城石として使用され、石工の技術が進歩しました。
採掘が本格的になったのは、1603年、徳川家康が江戸幕府を開府した後の江戸時代300年間。幕府の命により、石材供給の為、徳川御三家(紀州・尾張・水戸)及び松平家・黒田家が真鶴各所に石切丁場(採石場)を拓き、江戸城石として大量の石材を江戸に回船しました。
現在の江戸城の70%以上が真鶴産の石で築城され、後に黒田長政は小松石の中の最上級品である「本小松石」を採掘し、幕府の御用石調達の役を担ったと言う功績が今に伝えられています。
幕末の黒船来航をきっかけに、幕府は各地の沿岸保護のため、品川をはじめとする台場(砲台)づくりに使用されました。
近年では羽田空港・京浜・京葉工業地帯の埋立、防波堤工事など、数多くの港湾建造物に貢献をしてきた歴史があります。 |
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真鶴産本小松石とは・・・
本小松石は、神奈川県足柄下郡真鶴町でしか採ることの出来ない石です。
真鶴半島は箱根火山の外輪山の形成過程で、約40万年前に地表に押し出された溶岩が海に流れて形作られました。急減に冷やされて固まった溶岩が安山岩(小松石)として産出され、マグマが最初から最後まで空気に触れずに固まった花崗岩とは違い、空気に触れて固まった安山岩は固まる時点でそれぞれの形に分裂しています。それゆえ、小松石は最初から個体で割れ石として採石されています。産出する小松石は、大割・中割・小割に選んで採掘できません。
小松石の石質は硬く、耐久性・耐火性に優れていて世界の石材の中でも最上級とされています。
屋外であれば太陽に調和し、室内では自然の光を受け止め、環境に馴染み、落ち着きを醸し出す石です。
何百年・何千年の時を経ることで石の味が深くなっていくのも、悠久の歴史と共に歩む小松石の特長です。 |
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石材の規格 |
5〜50kg |
30〜200kg |
200〜500kg |
500〜1t内外 |
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1t内外 |
2t内外 |
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準硬岩 |
30〜200kg |
100〜200kg |
200〜500kg |
500〜1t内外 |
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1t内外 |
2t内外 |
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